「幸せはシャンソニア劇場から」という映画を観た。
2008年に公開されたフランス、ドイツ、チェコの合作映画。
フランク・トマとライン・ハルト・ワーグナーのシャンソンを
モチーフにして、クリストフ・バラティエがシナリオを書いた
シャンソン映画。
雰囲気としては1930年代のイメージのフランス映画っぽい。
撮り方や、色の感じも古い時代の映画風になってる。
簡単なあらすじとしては、
1936年のパリで下町の人々から長年愛されていた
ミュージック・ホール「シャンソニア劇場」が不況のために
閉館することになり、そこで長年裏方として働いていた
おっちゃんはショックで酒に溺れる毎日を送っていた。
ある日、その息子が生活費を稼ぐ為に街で余興をやってる
時に警察に補導され、離婚した妻に親権を取られる。
おっちゃんは息子を取り戻すため、かつての仲間を集めて
シャンソニア劇場を再建しようとする。
とまあ、ホントにすごく簡単に言うとそんな話です。
わたくし若い頃からフランス映画を観るといつも眠くなって
ちょっと苦手気味やったんやけど、どうやら最近好きに
なったみたいで、その暗さと明るさの極端な対比やったり
坦々と流れる世界観がすごく好きな感じでした。
カットの一瞬一瞬がどこを切り取っても絵になる感じで、
ストーリーも歌もキャストもとても良かった。
これは名作やなぁ。
フランス映画っぽく、最後はやっぱりちょっと悲しいけど。